2019/08/04
ブレイク前のアーティストを探して、その中でもお気に入りの楽曲を紹介するこのコーナー。今回紹介するPOWER PUSHは、「ホロネス/美波(みなみ)」です。
前回のPOWER PUSHに引き続き、公開されたばかりの美波の楽曲を紹介します。
この曲は、2018年8月にYouTubeで公開されたばかりの曲で、日に日に閲覧数が上がってきています。
まずは、ミュージックビデオがあるので聴いてみてください。
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ホロネス/美波(みなみ) サビの入り方がたまらない
今回の楽曲も、美波が作詞・作曲を手がけていて、美波独特の世界がたっぷりと味わえる1曲。
曲名の「ホロネス」は、英語の「hollowness」のことで、空虚、むなしいと言った言葉の意味となります。
ありのままの自分を、嘘で飾りながら生きなければならい現実の辛さやむなしさを歌った、メッセージ性の強い曲となっています。
そんな楽曲を、美波のパワフルな歌声が、歌の世界観をリアルなものにしてくれています。
また嘘を吸い込んで
君は新しい偽(うそ)を作って吐くのでしょう?
器にすぎない
あいつ にはなれない
全て作り上げた 理想鏡
この歌詞の部分は、これまでの曲調から一転し、とても強い印象を与える部分ですが、本当の自分を見てもらいたいと願いながら、嘘を積み上げることでしか、理想を手に入れることができない人間の弱さを歌い上げています。
しかし、歌の最後ではそんな自分と決別し、ほんとの自分の言葉を伝えて行くことを決心する、そんな葛藤を描いています。
サビに入るときの「To virtualize a lie」の部分がとても印象的で、そのままサビの流れに引き込まれる感じがとても好きな歌詞です。
ぜひ、ライブでも聞いてみた1曲です。