これまで乗っていたスバルのレガシィツーリングワゴンから、アウディA4 Avantに乗り換えました。
レガシィツーリングワゴン自体は気に入っていたのですが、走行距離が20万kmを超えていることから、次の車検でタイミングベルトや燃料ポンプ等の交換が必要な時期でした。
また、一度も交換していないへたった足回りの交換、さらに擦り減ったタイヤの交換など、乗り続けるにはそれなりの費用がかかることに。
そのため、5年落ちではありますが、アウディA4 Avantを購入することに決めました。
ここでは、アウディの購入を検討している方の参考になるよう、アウディA4 Avantを選んだ理由や良いとこ、悪いとこを紹介していきます。
アウディA4 Avantを選んだ理由
趣味がスノーボードであるため、荷物を多く載せられることが車の購入する上での条件となります。
個人的には、ワンボックスやSUVなどの車高が高い車は嫌いなので、レガシィツーリングワゴンの次もワゴンタイプの車を探していました。
当初は、レガシィツーリングワゴンの後継車であるレボーグも候補であったのですが、人気があるため中古でも2.0LのGTは手が届く値段ではありませんでした。
レガシィツーリングワゴンの最終型も検討したのですが、スタイルが好みでなくあきらめました。
そこで、幅広く探すことにしたのですが、国産車では希望のワゴン車が他にないため、輸入車にを検討することに。
当初は、BMWの3シリーズや、ボルボのV60などを見ていましたが、細かいところで好みに合わない部分があり、悩んでいました。
いろいろと検討している際、まったく候補に上がってもいなかったアウディのワゴン車を見かけ、そこから調べているうちに自分の好みにぴったりなA4 Avantを見つけたのです。
ちなみに、アウディA4 Avantを新車で買えばS Lineのオプション込みで500万円を超えてますが、中古購入価格はこみこみで212万円です。
アウディA4 Avantの良いとこ
アウディA4 Avantに乗り換えて、すでに2か月以上が経過しましたが、乗って見えてきた良いところ、悪いところを紹介していきます。
まずは、良いところから。
方落ちでも古さを感じない
今回購入したアウディA4 Avantは、2014年式で5年落ちの車で、購入当時の走行距離は4万3千キロでした。
2016年に新型車が発売されているので、1つ古いモデルとなります。
日本だと、新型車が発売されると、CMがバンバン流れすぐに路上見かけるため、1つ古いだけでもすごく古い車に感じてしまいます。
しかし、アウディをはじめ輸入車の場合、CMもほとんどなく、路上でも見かける割合が少ないため、1つ古いモデルでも、それほど古さを感じることがありません。
そのため、5年落ちの中古でも、程度さえ良ければ古さを気にすることなく乗ることができます。
車体の剛性が高い
アウディA4 Avantを運転して最初に感じたことは、しっかりとした箱に乗っているイメージでした。
ボディ自体の厚さもあり、密閉がしっかりしているので、外のノイズがかなり抑えられています。
前のレガシィがだいぶへたっていたので、余計にしっかりとした箱に乗っている感じがするのかもしれませんが、300万円程度の日本車に比べると、ボディの剛性は確実に高く、室内が静かに感じます。
長距離の運転が楽
通常のアウディA4 Avantは、タイヤサイズが17インチなのですが、私が購入したA4 AvantはS Lineのオプションが付いているため、タイヤサイズは18インチになります。
タイヤのインチが上がると、タイヤの厚さが薄くなるため、ロードノイズを拾いやすくなるのですが、インチアップされていることを感じさせない乗り心地の良さです。
ボディ剛性の高さと相まって、乗っていても負担が少なく、長距離運転がとても楽に感じます。
そのため、アウディA4 Avantはちょっと遠出して運転したくなる車です。
ドイツ車は、長距離の移動を念頭において作られているため、長距離でも疲れない設計になっているのだと思います。
インテリアも高級感がある
アウディA4 Avantは、もともとが500万円を超えていることから、インテリアも高級感があります。
レザーもふんだんに使われていますが、日本車のように安っぽさを全く感じさせません。
特に気にっているのが、ハンドルです。
ハンドルに使われているレザーの質感が良く、触り心地が最高で、ハンドルを握っていてここまで幸せを感じたのは初めてでした。
その他、スイッチ1つとっても、高級感を感じさせる仕上がりとなっています。
180psでも十分速い
私が購入したアウディA4 Avantは、2.0Lターボで最大出力は180psとなっています。
前者のレガシィツーリングワゴンは、同じく2.0Lターボでしたが、最大出力は280psと、アウディの方が100psほど出力が弱くなっています。
確かにレガシィツーリングワゴンのように、急加速時のシートに体が張り付く感覚はありませんが、アウディA4 Avantでも気づけば100km/hを簡単に超えてくるので、十分な早さを持っています。
アウディA4 Avantの悪いとこ
続いては、悪いところを紹介します。
車幅が大きい
アウディA4 Avantは、車幅が1830mmあります。
前者のレガシィツーリングワゴンの車幅は、1780mmと、50mmの差があります。
通常走行しているうえでは、まったくその差を感じないところか、安定感が増しているので良いのですが、問題は駐車場です。
駐車場に引かれたラインの間隔が狭い駐車場の場合、かなりギリギリに収まる形となります。
さらに、我が家は、駐車スペースが2か所あり、ちょっと狭い駐車スペースがあります。
レガシィツーリングワゴンの場合は、止めてドアを開けて降りることができたのですが、アウディA4 Avantの場合、人が降りれる程度までドアを開けることができませんでした。
そのため、自宅の駐車場が狭い場合は、注意が必要です。
ホイールの汚れが早い
アウディに限らずドイツ車全般の話ですが、ドイツではアウトバーンといった時速300km/hまで出せる道路があります。
そのためドイツ車のブレーキには、かなり高い速度からでも安全に止まる性能が求められます。
そんな背景があるため、日本車とドイツ車では、ブレーキパッドやブレークディスクの成分が異なります。
日本車は、ブレーキパッドでブレーキディスクを挟んで、摩擦抵抗で車を止めるため、ブレーキパッドの減りが少ない成分で作られています。
そのため、日本車はブレーキダストが少なく、ホイールの汚れも少なくなります。
ドイツ車の場合、ブレーキの利きを求めるため、ブレーキパッドだけでなく、ブレーキディスクも削れやすい成分で作られています。
そのため、ドイツ車はブレーキダストが多く、ホイールの汚れが多くなるので、きれいに保つにはこまめな洗浄が必要です。
CVTが微妙
私が購入したアウディA4 Avantは、トランスミッションにCVTが使われています。
CVTが使われているのは、後にも先にもこのモデルだけです。
アウディのCVTは問題が多く発生してるため、現行ではDCTに変更されています。
CVTの問題の1つに出だしがギクシャクするというのもがあります。
確かに、完全にストップした状態、特にアイドリングストップ後に発進した場合、ワンテンポ遅れることがあります。
そのため、右折時に対向車線を横切る際など、出だしが遅れてヒヤッとしたこともあります。
ただ、この症状は、急発進などをしないジェントルな運転をすれば、特に気になることはないと思っています。
維持費が不安
日本車は、壊れないことを前提に作られていますが、輸入車の場合、パーツを交換しながら乗り続けることを前提に作られています。
そのため、故障が発生する前に、パーツを交換しながら乗り続けるのが輸入車となります。
そのため、パーツ自体の寿命が日本製に比べて短いため、定期的にどこかのパーツを交換する必要がでてきます。
現時点では、まだパーツの交換を行っていないのですが、今後どれくらいの維持費がかかるのか、ちょっと不安でもあります。
まとめ
ここまで、私がアウディA4 Avantを購入した経緯から、2か月間乗ったあとに感じた良いところ、悪いところについて書いてきました。
いろいろ書いてきましたが、個人的には最高の1台だと思っています。
外観も自分好みで、みるたびに見惚れてしまうスタイルです。
さらに乗れば、いつまでも乗っていたくなる乗り心地と操作性。
購入まではかなり悩みましたが、選択は間違っていなかったと思います。
一度このクラスの輸入車を乗ってしまうと、日本車には戻れないような気が。
これからアウディを購入しようと考えている方の参考になればと思います。