カブトムシを飼ってみたけど、卵を産ませることができないと悩んでいる方、大事なのは土です。
カブトムシに卵を産ませるための土の入れ方を説明していきます。
カブトムシに卵を産ませるなら大事のは土
卵を産ませるのに用意するもの
まずは、カブトムシを迎えるための飼育ケースを用意します。大きさは比較的大きいほうが後々で問題になりません。
下のような飼育ケース(虫かご)を用意しておけば大丈夫です。
次に用意するのが、カブトムシを飼育するための土になります。幼虫が大きく育つ土もありますが、はじめは下のような普通の育成マットを使えば問題ありません。
この育成マットを使えは、産卵から幼虫の飼育まで問題なくできます。
幼虫を大きく育てたりするのは、一度成虫まで育てる感覚を覚えてからでも良いと思います。
餌についても、特別なものを用意する必要もなく、昆虫用ゼリーとエサ皿を用意しておけば問題ありません。
そして、最後に忘れてはいけないのが、カブトムシのオスとメス。1匹ずつ用意すれば準備OKです。
大事なのは土の入れ方
カブトムシに卵を産ませる上で、一番大事なのが土の入れ方です。
それは、ケースの2/3以上まで土を入れて、メスが土にもぐるスペースを確保してあげることです。
カブトムシは後尾を行ったあと、メスは土の中にもぐり、産卵を行います。
そのため、土を深めに入れておかないと、産卵するスペースが無くなってしまうのです。
たったこれだけで、私のうちでは下の写真のようにたくさんの幼虫が孵りました。
幼虫が孵ったあとの育て方
カブトムシのメスが産卵すると、約1ヶ月もすれば幼虫が孵り始めます。成虫が死んでしまったあと、忘れた頃に飼育ケースの底を下から見ると幼虫が孵っています。
幼虫が孵ったあと、しばらくは同じ飼育ケースで幼虫を飼っていれば良いですが、幼虫はどんどん大きくなってきて、大変なことになってしまいます。
そのため、大きなケースを用意して、幼虫を移してあげる必要がでてきます。
私の場合は、30匹強の幼虫が一度に生まれたため、透明な衣装ケースを2つ用意して、そこに土を入れて幼虫を育てていました。
成虫になるまで
成虫になるまでは、家の玄関などの日陰の部分にケースを置き、ひたすら土を取り替えるだけとなります。
土を交換してから、しばらくすると、幼虫が土を食べ、代わりに丸いフンが目立つようになります。
そうなってきたら新しい土と交換をするタイミングです。ケースの大きさにもよりますが、だいたい1ヶ月に1回くらいの割合で交換します。
冬の寒い間は、幼虫も冬眠しているため、比較的土を交換する頻度は少なくなります。
そして、6月くらいになると、幼虫の体が黄色くなってきます。これは、蛹になる準備を始める前なので、そこまできたら最後、成虫が羽化するまで土の交換は行いません。
万が一、蛹になる途中に土をいじると、体が崩れて死んでしまうので、気になっても土を掘り返さないようにしてください。
そのまま待っていると、6月の終わりくらいに、突然ケースからガサガサと音がし始めます。
ケースの蓋をあけるとこんな感じで、カブトムシの成虫がうじゃうじゃしていることでしょう。
まとめ
カブトムシに卵を産ませるために必要なことはたった1つ、メスがもぐれるだけの深めの土を入れてあげること。
深さで言えば15cm以上は必要だと思ってください。そうすれば、9月くらいにはたくさんの幼虫をみることができますよ。