長年パソコンを使っていると、起動時間が長くなり動作が遅くなります。
本来なら買い替えるのが良いのですが、そんな簡単に買い替えられるものでもありません。
そんなときの救世主が、 ハードディスクをHDDからSSDに換装することです。
私も5年ほど使っているノートパソコンのハードディスクを、HDDからSSDに換装しています。
換装した結果の詳細は、「【経験談】古いノートパソコンもSSDに換装すれば動作も快適になる!」を参照してください。
実際に、SSDに換装するにあたり、 知っておきたいのがSSDの規格です。
間違えて購入すると装着できなくなるので、ここではSSDの規格について説明したいと思います。
ハードディスクをSSDへ換装する際に知ってきたいSSDの規格
SSDの規格は複数ある
ハードディスクをHDDからSSDに、また容量の大きいSSDに換装を行う場合、気を付けたいのが、SSDの規格です。
SSDには現在、 2.5インチ、M.2、PCIE AICカード、2.5インチU.2の4種類があります。
一般的デスクトップパソコンやノートパソコンは、2.5インチ、M.2の規格がほとんどです。
PCIE AICカード、2.5インチU.2は、高性能で価格も高いため、自作でパソコンを組み立てたりする方向けの規格となります。
ここでは、一般的な2.5インチ、M.2の特徴と見分け方を説明します。
一般的な規格:2.5インチ(SATA)
まずは、ハードディスクを接続するための規格として、一番多く使われている2.5インチ(SATA)についてです。
SATAはシリアルATAと呼ばれ、HDDに多く採用されています。
そのため、 HDDからSDDに換装する場合、2.5インチ(SATA)規格のSSDを購入すれば間違いありません。
ケースのサイズは2.5インチで、既存のHDDのサイズが3.5インチの場合でも、2.5インチのSSDを装着することも可能です。
外観ですが、HDDと同じように箱型をしているのでわかりやすいと思います。
この画像は、SanDisk製のSSDです。
私がHDDからSSDに換装した際に、購入したものになります。
SanDisk製のSSDの詳細については、「SanDiskのUltra 3D SSDの500GBは値段の割に読み書き早くてコスパ最高!」を参照してください。
ノートパソコンに増えてきた規格:M.2
続いては、M.2規格のSSDについてです。
M.2規格のSSDの外見は、一見するとメモリーのような形状をしており、M.2スロットと呼ばれる端子に接続して使用します。
M.2規格は、SATA規格の箱型のSSDよりもコンパクトで場所をとらず、2.5インチよりも高速なのが特徴です。
ただし、マザーボートにM.2スロットが用意されていないと使えないので、購入前には確認が必要です。
最近のパソコンには、ハードディスクの増設用にM.2スロットが用意されているパソコンも多くなりました。
外観ですが、すでに紹介したとおり、メモリーのようにむき出しの形状をしています。
接続端子の規格には、NVMeとSATAがあり、マニュアル等を確認して間違えないようにする必要があります。
上の画像は、どちらもSAMSUNG製のM.2タイプのSSDですが、NVMe規格とSATA規格では接続端子に違いがるのがわかるかと思います。
まとめ
ここまで、ハードディスクをHDDからSSDに換装を検討している方のために、事前に知っておきたいSSDの規格について説明してきました。
古いパソコンをSSDに換装する場合、ほとんどが2.5インチのSSDを購入すれば問題ないと思います。
新しいパソコンでSSDの換装を行う場合、しっかりと規格を確認することを忘れないでくださいね。
最後に2.5インチとM.2について、おすすめのSSDをまとめた記事がありますので、購入時は参考にしてみてください。