良くネットでは、格安SIMは通信速度が遅い遅いと言われていますが、私はそうは思っていません。
通信料金節約のために、ドコモからIIJmioに乗り換えて2ヵ月が経ちましたが、普段使っているうえでは、とくに通信速度が遅いとか、不便を感じるといったことがないからです。
ただし、格安SIM共通の話ではありますが、通信速度が確かに遅くなる闇の時間帯がありますので解説していきます。
IIJmioの通信速度が遅くなる時間
通信速度が遅くなる理由
格安SIMが時間帯により通信速度が遅くなる理由は、通信が集中することで、処理できる通信量を一時的に超えてしまうから。
格安SIM会社(MVNO)は、ドコモなどの3大キャリア(MNO)から回線を借りてサービスを提供しています。
最大の通信量に合わせて回線を借りて、通信設備を準備していれば、通信速度が遅くなることがないのですが、そうすると利用料金を高く設定する必要がでてしまうのです。
通信が集中する時間帯は、1日のうちで3時間程度。この3時間程度のために通信設備を準備することは、サービスを利用するユーザにとって、デメリットにもなってくるのです。
それでは、通信速度が遅くなる時間帯を説明します。
遅くなる時間帯その1:朝の通勤時間帯
通信速度が遅くなる最初の時間帯は、朝の通勤時間帯である8時から9時の時間帯です。
会社の通勤途中や、会社についてから始業時間前の間に、スマホを見ている方が多いということでしょう。
自分の端末で通信速度を計測してみた結果は、以下のとおりです。
これは、会社のついてからgoogleの速度テストを用いて、通信速度を測定したものです、使い方は「ネットの速度計測するならGoogleの速度テストがおすすめ」を参照してください。
下りは0.2Mbpsとかなり遅い状態になっています。
この状態だと、画像が重いホームページだと、読み込みが終わるまでそれなりに待つ必要がありますが、通常のニュースサイトであれば、それほどストレスを感じることなく見ることができました。
同じ場所で、午前10時くらいに通信速度を測定したものが下の画像です。
混雑時間帯とはかなり通信速度が変わっていることがわかります。
遅くなる時間帯その2:お昼の時間帯
次に通信速度が遅くなる時間帯は、お昼の時間帯である12時から13時の時間帯です。
この時間帯は、お昼休みに入った方々が、一斉にSNSをチェックしたり、休憩時間にゲームをやったり、サイトをチェックする方が多いということでしょう。
自分の端末で通信速度を計測してみた結果は、以下のとおりです。
朝の通勤時間帯ほどではないですが、やはり遅くなっていることが確認できます。
この時間帯に動画を見る方がどれくらいいるかわかりませんが、動画を見るにはちょっと厳しい通信速度ではあります。
遅くなる時間帯その3:帰りの通勤時間帯
通信速度が遅くなる最後の時間帯は、帰宅時間である18時から19時の時間帯です。
この時間帯は、仕事から開放された方がSNSのチェックや、電車通勤の方は、電車の中で一斉にゲームやネットサーフィンを始めるからだと思います。
この時間帯の通信速度の測定は行っていなかったので、結果をお見せすることができませんが、体感的には朝やお昼の時間帯と同様の通信速度だと思います。
まとめ
ここまで説明したとおり、格安SIMでは通信速度が遅くなる魔の時間帯が存在するのは事実です。
都心に勤務していて電車通勤をされている方は、3大キャリから格安SIMに乗り換えた場合、不満を感じる方も多いかもしれません。
逆に、地方勤務で車で通勤されている方は、特に不便を感じることがないと思います。
格安SIMへ乗り換えを考えているけれど、通信速度が遅いと聞いて不安になっている方は、自分の使い方を良く考えてみてください。
ほとんどの人は、格安SIMにの乗り換えても不便を感じることがないのではと思っています。
私も乗り換え前はいろいろと調べた結果通信速度の面で不安を感じていましたが、実際乗り換えてみるとまったく問題ありませんでした。
通信速度に不安を感じる方は、「格安SIMは確かに通信速度は遅いけど普段使いには問題なし」も参考にしてみてください。