キャリアから格安SIMへ乗り換えるときに、今まで使っていた端末そのままで、乗り換えることを検討している方も多いと思います。
格安SIMに乗り換えた際に、必要となるAPNの設定について、ここでは、IIJmioに乗り換えたときの例をもとに、乗り換え後に必要な設定についてご紹介します。
ちなみにどの格安SIMでも、設定方法は同じです。
タイトルでドコモの端末と書いてはいますが、ドコモの端末に限った話ではなく、au、ソフトバンクの端末を利用する方も同様となります。
ドコモの端末のままIIJmioに乗り換えた後はAPNの設定が必要
そもそもAPNとは?
APNとは、携帯端末でデータ通信するための接続先情報のことで、格安SIMでインターネットに接続する際に必要となる設定です。
APNは、英語で“アクセスポイント名”を意味する「Access Point Name」の略です。
その名の通り、この設定によって、携帯電話回線から他のネットワークへの接続先を指定しています。
通常、ドコモやauなどキャリアの携帯端末には、あらかじめこのAPNが設定されています。
そのためユーザは気にすることなく、その事業者のネットワークを経由してインターネットに接続できます。
キャリアの端末を格安SIMにて使う場合、対応する格安SIM会社のAPNを端末に設定することで、電話もインターネットも使えるようになります。
APNの設定方法
それでは、APNの設定方法を紹介します。
ここでは、androidのバージョンは8.0でのスクリーンショットとなります。
バージョンが7以前だと、設定の項目の位置が若干変わるので、注意してください。
まずは、IIJmioのsimカードを本体に挿して端末を起動したのち、アプリの一覧を表示し、「設定」を選択します。
次に、「ネットワークとインターネット」を選択します。
次に、「モバイルネットワーク」を選択します。
次に、「アクセスポイント名」を選択します。
APN画面にて、「+」を選択します。
ここで、「IIJmio」が表示されている場合は、「IIJmio」を選択すれば終了です。
アクセスポイントの編集において、以下の必要事項を入力します。
- 名前:IIJmio
- APN:iijmio.jp
- ユーザー名:mio@iij
- パスワード:iij
- 認証タイプ:PAPまたはCHAP(このままの項目があります)
必要事項の入力が終了したら、「保存」を選択して情報を保存します。
ここで、「IIJmio」を選択すれば、無事にIIJmioのネットワークに接続できます。
以上が、キャリアの端末を格安SIMで使う場合に必要な初期設定となります。
まとめ
ANPの設定は、それほど難しい設定ではありませんが、どうしても自信がない方は、キャリアの端末を使うことをあきらめて、IIJmioで販売しているsimフリー端末の購入をおすすめします。
IIJmioで販売しているsimフリー端末であれば、初期設定は不要で、simを挿入するだけで使えるようになります。