格安SIM

【デュアルSIM入門】そもそもデュアルSIMとはなんだろう


最近発売されたiPhone XSやiPhone XS Maxにも搭載されて話題となっているデュアルSIM。

iPhone XSのおかげで始めてデュアルSIMという言葉を耳にする方も多いかもしれませんね。

ここでは、デュアルSIMとは何かということを、簡単に説明したいと思います。

デュアルSIMを良く理解すれば、月々の通信費を安く抑えることも可能となりますよ。

そもそもデュアルSIMとはなんだろう

デュアルSIMとは

デュアルSIMとは、簡単に言えば、2つの通信会社の回線を使って、通話をしたりデータ通信を行ったりできる仕組みのことです。

そのため、スマホなども2つのSIMが差し込めるよう作られています。

これまで、個人の電話番号と仕事の電話番号を使い分ける際は、2台の端末を持っている必要があり、面倒でしたが、デュアルSIM対応の端末を持っていいれば、1台で電話番号と仕事の電話番号を受けることができるのです。

デュアルSIMの仕組み

通常のガラケーやスマホは、1枚のSIMを差し込んで利用する形となりますが、デュアルSIMの場合、2枚のSIMが差し込めるようになっていて、どちらのSIMでも通信ができるようになっています。

デュアルSIM対応のスマホでは、主回線と副回線を識別できるような仕組みが設けられていて、2つの通信会社とのやりとりを上手に管理してくれるようになっています。

そのため使う人は、電話はこっちのSIMから、データ通信はこっちのSIMからなど、意識することなく利用することが可能になっています。

デュアルSIMの規格

現在使われているデュアルSIMには、3つの規格が存在します。それぞれ特徴を把握しておくことで、自分にあったデュアルSIMの運用がで可能となります。

  • DSDS
  • DSDV
  • DSDA

DSDS

DSDSとは、デュアルSIMデュアルスタンバイのことで。2枚同時にSIMを装着可能なスマホで、両方のSIMで同時に待受でき、通話・通信が片方ずつ可能な規格です。
DSDSでは、1枚のSIMで通話中は、もう1枚のSIMではデータ通信ができない状態になります。

また、1枚のSIMで4G通信を指定した場合、残りのSIMは3G以下の遅い回線での通信しかできません。

2018年現在では、このDSDS方式が主流となっています。

DSDV

DSDVとは、デュアルSIMデュアルVoLTEのことで。DSDSの場合4G+3Gでの通信でしたが、DSDVの場合4G+4Gでの通信が可能となります。

そのため、2枚の通話SIMを挿して2つの電話番号で待受していても、両方とも4GのVoLTEで通話できるため、音声がきれいに聞こえます。

もちろん、データ通信でも、2枚のSIMともに4Gの高速回線を使うことが可能です。

ただし、残念なことに、DSDVもDSDV同様、1回線の接続しかできないため、通話中は別の着信を受けることができません。

2018年中盤あたりから。DSDV対応の端末も多くリリースされるようになりました。

DSDA

DSDAとは、デュアルSIMデュアルアクティブのことで、2枚同時にSIMを装着可能なスマホで、両方のSIMで同時に待受でき、両方同時に通話・通信が可能なことを表す規格です。

残念ながら、DSDA対応のスマホは、ほとんどリリースされていないのが現状です。

デュアルSIMのメリット・デメリット

デュアルSIMに興味が出てきた方もいるとおもうので、ここでデュアルSIM対応端末を使って、2枚のSIMを使った場合のメリットとデメリットについて、簡単に紹介していきます。

デュアルSIMのメリット

デュアルSIMで運用した場合のメリットはこんな感じです。

  • 電話番号を2つ持てる
  • キャリアメールが使える
  • 通信費を安くできる

それぞれ簡単に説明していきます。

電話番号を2つ持てる

デュアルSIMを装着可能なスマホの場合、SIMを2枚同時に装着できるので、2つの電話番号を1台のスマホで待受することが可能になります。

自分の電話番号の他に、会社の電話番号を持っていて使い分けをしているような方に便利な仕組みとなります。

キャリアメールが使える

通信費を安くしたくて格安SIMに乗り換えた場合、@docomo.ne.jpなどのキャリアメールが使えなくなってしまいますが、デュアルSIMを装着可能なスマホであれば、通話とメールは大手キャリア、データ通信は格安SIMといった運用ができます。

そのため、キャリアメールを残しながら、通信費を抑えることが可能になります。

通信費を安くできる

大手キャリアを使っていて通信費が高くなる理由は、データ通信部分の費用がとても高いから。

デュアルSIMを装着可能なスマホの場合、通話とメールは大手キャリア、データ通信は格安SIMとすることで、通信費を安く抑えることが可能になります。

デュアルSIMのデメリット

デュアルSIMで運用した場合のメリットはこんな感じです。

  • 請求先が2箇所になる
  • 格安SIM単独よりは通信費が高くなる

それぞれ簡単に説明していきます。

請求先が2箇所になる

デュアルSIMで運用した場合、契約する通信会社が2つになるため、請求先が2つに別れます。そのため、通信費の管理が多少増えてしまいます。

格安SIM単独よりは通信費が高くなる

通信費を安く抑える場合、大手キャリアから格安SIMに乗り換えるのが、一番通信費を安く抑える方法となります。

ただし、いろいろな都合でデュアルSIMを選択され、大手キャリアのSIMと格安SIMを併用して運用している場合、大手キャリアの頃に比べれば通信費を抑えることは出来ますが、格安SIM単独よりもやはり高くなってしまいます。

まとめ

ここまで、デュアルSIMについて、簡単に説明を行ってきました。仕組みを正しく利用すれば、大手キャリアと契約したままで、通信費を今より安く抑えることが可能になります。

格安SIMに乗り換えれば安くなるとは知っていても、なかなか乗り換える決心がつかない方にも、デュアルSIMでの運用はとてもおすすめです。

このブログでも、デュアルSIMの情報を多く掲載していきますので、参考にしてもらえればと思います。

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